ぶっかけ飯・江戸のご飯-日記-まぐろぐ

ぶっかけ飯・江戸のご飯-日記

江戸っ子にはお茶漬けがたまらねぇのさ

せっかちな江戸っ子が好きな、
腹ふさぎにお茶漬けがある。

"腹に負担をかけない程度に食べる"

和食文化の真っ盛り、
イワシの目刺しに、サケの塩引き。
それとぶっかけ飯=あさり飯→深川飯。

とどめを刺して筆を進めます。

次いで北の漁師の流儀から
沖でのぶっかけ飯(沖汁・冷や汁)を紹介。

○江戸っ子たちの食生活

  • 260年も続いた江戸時代は、

 平和で食文化が発達し、
 

  • 彼らの食生活を見ると、

 ご飯は朝に炊く。
 
 朝のホカホカの飯はいいのだが、
  
 昼と夕飯は冷や飯。
 

  • 昼食には魚や野菜料理をそえるが、

 夕飯はほとんどお茶漬けで香の物がおかずだった。
 
○腹に負担をかけない程度に食べる

  • 現在のようにテレビを見て夜更かしするわけでもなく、

 
 暗くなったら寝るだけ。
 
 『腹に負担をかけない程度に食べる』という感覚だった? 

 ◎当時は、朝まで10時間ぐらい眠ってるから、
  疲労回復やストレスも解消され、
  
  朝の目覚めも爽やかだっのでは。
  
 ◎また、
  夕飯にはお茶漬けしか食べてないから、
  腹の虫が鳴いている状態で、
  朝から食欲モリモリ。
  
 ◎この食べ方が、
  頭の回転を能くする上でベスト。
  
  朝食には、
  ホカホカご飯に納豆やワカメ汁、
  サンマなどを食べるので、
  
  一日の仕事を快適にこなす。
  

引用 「永山久夫の食べて100歳」

  
- これ、Top Excellent じゃないでしょうか。
  
  そのかし Power は付かないのでは。
  水道インフラはなく井戸水だから公衆衛生不良。
  
  江戸っ子は腸が弱かった?
  免疫力が弱い。
  
  (談 北の漁師の流儀)

○ぶっかけ飯=深川めし

  • まず、江戸時代の町には「胡椒飯(こしょうめし)」という

 ぶっかけ飯があり。


胡椒は当時、口中清涼剤として歯磨き売りや生薬屋で売られていて、
主に粒胡椒ですが、カリッと噛んで爽快感を楽しんでいたのでしょう。

"胡椒飯はご飯の上に魚のヅケの薄切りや、
ちりめんじゃこなどをのせて割胡椒をまぶし、
だし汁をかける"ものです。

これはどちらかというとオツな食べ物。

○「奈良茶飯」というぶっかけ飯

  • ポピュラーでよく食べられていた。

 

  これは現在でも奈良にある緑茶で炊いた茶がゆとほぼ同じもの。
 

  夕方になるとあちらこちらで屋台が出て、
  一杯飲んだ後に腹ごしらえする若衆でにぎわいました。
 
  人気の秘密は味のよさだけでなく値段の安さ。
 
  夜鳴き蕎麦より安いのです。
  蕎麦が十六文という時代に奈良茶飯は八文からあった。

○深川飯=ぶっかけめし→「あさり飯」
杉浦日向子の江戸塾

  • 江戸中期に開発が始まって、

 漁師が住み着きはじめた深川にもぶっかけ飯が登場する。
 

 今でも残る「深川飯」です。
 
 現在の深川飯は浅蜊(あさり)をご飯に混ぜて炊く炊き込みご飯ですが、
 
 江戸時代の深川飯は根深ねぎをざくざく入れた浅蜊の味噌汁を、
 ご飯にぶっかけてじゃぶじゃぶ食べるもの。
 

 そのほかとろろ汁のぶっかけ飯など、
 江戸のかけ飯の大半は「汁もの」です。
 
 "かつおでだしをきかせた醤油汁を使うのがぶっかけ飯の王道"で、
 味噌汁をかけるのは急場しのぎ。
 
 また、お茶漬けはぶっかけ飯とは別のものとして楽しんでいた。

○ぶっかけ飯はいつものお膳

  • それは男たちの食い物

 
 それも職人衆や商家の小僧などの独身男だけでなく、
 貧乏長屋の所帯持ちは家でも食べました。
 
 長屋の食卓は目刺しがあればいいほうで、普通は味噌と漬物だけ。
 「味噌さえあれば飯を何杯でも食べられる」
 というのが、長屋の男たちの自慢。
 

  • 江戸っ子は気が短いから、

 おかずとご飯を別々に食べるなんて、べらぼうめ。
 
 ぶっかけ飯はおいしい。だしのきいた汁を吸ってご飯がふくらみ、
 ご飯の甘みとだしの塩気が馴染んでこたえられない。



 
 だから、
 たとえカカアに「犬じゃあるまいにそんな食べ方はおよしよ」
 などといわれても、亭主たちはいっこうにやめない。
 
 一方の娘衆は「ぶっかけ飯を食べると嫁入りの日に雨が降る」
 といわれたものです。はしたないから女の食事ではないというのです。
 
 けれども、止められればなおさら食べたくなるのが人情。
 
 そんなときは味噌汁椀のほうへご飯を入れてしまえばいい。
 そうすれば、ぶっかけ飯ではなくて"飯入り汁"になるから。

引用 「お茶漬けな日々

   
○北の漁師の流儀・沖汁と冷や汁

  • 沖汁とは陸では食えない労働食・非常食

 乗っ込み(帰りコース)に、
 メカジキ(メカ)の頭を眼玉と一緒に鉈でたたきにする。
 
 これの塩から(発酵食品)なんだけど、
 あまりに生臭く脂っぽいので飽きる。
 
 魚汁のそれでタマネギが残っていれば入れる。
 
 これが我らのぶっかけ飯。
 
 入港までの後何日?
 
 ≪日数を胸にかぞえる日 食っちゃ寝おくる補うパワー≫
 
冷や汁

  • 沖漁師の冷や汁→氷水を使うのが、

 陸のみんなと違います。
 
 手分けしてマグロの身をたたく。
 とにかく忙しいからマグロだけ。
 

 
 夏には北の漁師も食ってます。

粗食に堪える・食べるは「便り」しだい-ダメージコントロール


まぐろぐ
H25 2013-12-20 0540


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