わかっちゃいるけどやめられない-未病への挑戦-  まぐろぐ  

わかっちゃいるけどやめられない-未病への挑戦

「たばこと酒を併飲すると」- わかっちゃいるけどやめられない

  • 「がんになる人」 「がんで死ぬ人」  

 日本人のほぼ二人に一人ががんになる。つまり隣の人がなれば、
あなたはならないし、あなたがなれば隣の人はならない。

二人を分けるもの、それは普段の生活の中に隠れている。  

★ 酒を飲むとたばこが吸いたい-たばこを吸いながら酒を飲む。
 
★ 受動喫煙-危害行為。
 
★ 肥満と運動。
 
★ 北の漁師のたばこと酒。
 
★ がんになりたくない小輩のやっていることを述べます。   

★ たばこと酒を併飲すると
  
 ■たばこの影響と危害行為 
  たばこが体に害を及ぼすことは、周知の事実だが、 

 実際にがんの発生率を数字でみると、
 その影響が明確に理解できる。

  研究の結果、たばこを吸っている人は吸ったことがない人と比べて、
 がん全般の発生率が、"男性で1.6倍、女性で1.5倍"になる。

 ■肺がんの発生率 
  肺がんの発生率は、吸わない人に比べて、
 男性で4.5倍、女性で4.2倍にものぼる。

 過去に吸っていた人でも、男性で2.2倍、女性で3.7倍。

 さらに、肺がんの中でも、
 気管支に発生する『扁平上皮がんと小細胞がん』に限定すると、
 男性12.7倍、女性17.5倍という驚くべき結果が出ている。 

 ■喫煙指数  
  どのぐらいたばこを吸っているかを、
 「喫煙指数」=「吸い始めてからの年数」×「1日に吸う本数」

 で表すのだが、
 この値が1200(たとえば、1日40本を30年間吸い続けた値)を超えると、
 吸わない人に比べて6.4倍、肺がんになりやすい。  

 ■大腸がん・胃がん食道がん 
  たばこが引き起こすのは肺がんだけではない。
 喫煙する人は吸わない人と比べてその発生率は、
 大腸がんで1・4倍、胃がんで2倍、食道がんで3・7倍などと
 いった恐るべき数値となる。 

 ■受動喫煙 
  受動喫煙によるがん発生率だ。
 たばこを吸わない女性の肺がん(ここでは腺がんに限定)を調べてみると、
 受動喫煙のある人は、ない人の約2倍の発生率だった。

 しかも、夫の喫煙本数別にみると、1日に20本未満で1.7倍、
 20本以上では2.2倍と、本数が多いほど、妻の肺腺がんのリスクが高い。

 ■肺腺がんのリスク 
  肺腺がんのリスクは、
 夫のたばこの本数が増えれば増えるほど高くなる。

 今回の研究では、肺腺がんのうち37%は、
 夫からの受動喫煙がなければ起こらなかった。

 受動喫煙心筋梗塞のリスクも高めます。
 だから喫煙とは、迷惑をかけるといったレベルの話ではなく、
 他人への危害行為となる。


  


 (グラフ右)男性の喫煙者は、飲酒量が多いほどがん全般のリスクが上がっている。(グラフ左)日本人のBMI分布において、がん全般の発生率・死亡率は、やせすぎの人のほうがリスクが高いことが分かる。 
 ※国立がん研究セ ンターのデータより抜粋
  

 ■酒とたばこの併害(弊害)
  さらに注意しなければならないのは、酒とたばこの併用だ。

 喫煙者で、1日平均2〜3合飲む人は、
 時々飲む人と比べてがん全般の発生率が1.9倍、
 3合以上では2.3倍にもなる(上のグラフ右)。

 大腸がんでは、喫煙者で1日2合以上酒を飲む人は、
 両方ともやらない人に比べて発生率が3倍に、

 肺がんも、1日2合以上飲む人は、
 月1〜3回程度しか飲まない人と比べて1.7倍となる。

 他にも、胃や食道など多くのがんは、
 喫煙と飲酒が重なると発生率がぐんと高くなるという。 

 ■なぜたばこと酒を併飲すると発生率を高めるのか 
  お酒に含まれているエタノールは、
 分解されてアセトアルデヒドになります。

 このときに活発になる酵素
 たばこの煙に含まれる発がん物質を活性化し
 DNAに損傷を与えることなどが原因だと考えられる。



★ 肥満・運動  
  太っているほど不健康、運動はするに越したことはないというのが
 我々の常識だが、肥満や運動とがんとの関係はどうか。

 肥満度を調べるには[CMI=体重(kg)÷(身長(m))2]が使われる。

男性では、CMIが21未満のやせているグループと
30以上の非常に太ったグループで、がんの発生率が高くなった。
  
北の漁師のCMIは21.5138585と計算できました。
さらに、CMIが19未満の最もやせている人の
がん発生率は特に高かった(グラフ左)

肥満は病気の原因になると考えられがちだが、
実はやせすぎの人のほうが、
がんのリスクは高くなるという傾向が見られたのだ。




 ■(グラフ右)男性の喫煙者は、
   飲酒量が多いほどがん全般のリスクが上がっている。
  (グラフ左)日本人のBMI分布において、
  がん全般の発生率・死亡率は、
  やせすぎの人のほうがリスクが高いことが分かる
 
  ※ 国立がん研究センターのデータより抜粋
 
   一方、肥満体型の男性は、大腸がんになりやすい。
  CMIが25〜27未満の人では1.2倍、30未満で1.4倍、
  30以上だと1.5倍に増えるのだ。

  また、総コレステロール値とがん全般の発生率との関係は、
  あまりないという結果も出たという。  

   運動については、1日の平均的身体活動時間を、
  肉体労働やスポーツをしている時間、座っている時間、
  歩いたり立ったりしている時間、睡眠時間に分けて調査した。

  ※その結果、"身体活動量の最大群は最小群に比べて、
  がんになるリスクは男性で13%、女性で16%減少することが分かった"

 ★ 研究の成果 
  ○がんというのは老化現象なので、歳をとればとるほど、罹りやすい。
    絶対に避けることはできないけれども、
   ある程度、"生活習慣を改善"することで
   確率を下げることはできるということです。
   でも、あまり神経質になりすぎてストレスが溜まっても
   逆効果になってしまう可能性もある。





    自分の生活習慣を見直してみて、まずはたばこをやめる、
   飲酒量を減らす、バランスのよい食事を心がける、
   毎日合計60分程度は歩いたり身体を動かしたりする、
   というように、できるところから始めるのが、
   健康に長く生きるための秘訣ではないでしょうか。

引用 津金昌一郎氏の<ここまで分かった 「がんになる人」 
   「がんで死ぬ人」の生活習慣>-「たばこと酒をかけ合わせると」 
   の項 論文  
   国立がん研究センター  
   がん予防・検診研究センター予防研究部長

  
 
★ がんになりたくない北の漁師の一言 
  半分リタイアしたこの老漁師は、 
 これから先々病気にかかるだろうとの意の下、  
 さまざまな状況を自ずから設定して日々暮らしてます。
 
 ○酒について-"わかっちゃいるけどやめられない" 
  晩酌二合 日本酒オンリー 
  まれに二つ半、三つ飲むことあり。
 
 ・今までの飲みのローテーションを振り返り、 
  臨機応変にコップを手にする。 
  こんな時は体調がよいので我慢はしない。
 たまには「泡盛」もいいですね。
 
  ※すなわち『酒は身体のコンディションのバロメーター』 
  逆に不調のときは腹の中の虫から聴いて-飲むうちに
  コンディションがととのうか、メーターが下がるか、 
  計りながら飲む。
  
 ・かつては「酒は百薬の長」といえども左にあらず、 
  ついつい飲み過ぎてしまう。 
  これが一番わるい。"銭払って死に急ぎとはこれいかに"
 
 ・いつも世話かけてる肝臓さんに気を遣い、 
  期門-特効ツボ-小輩はここに邪気が出る。 
  
  ※飲む前の二日酔い防止にもなるらしい。
 
 ・このように安全サイクルを設定し、 
  まだ死にたくないし、まだあたりたくない。

○たばこについて-"なんぼう生きるって"-何歳まで生きる?
 ・以前に新潟大学の教授が、 
  「たばこにはいやしの元になる物質が含まれている」という 
  論文を読んだことがある。

  大変うれしかったのだがいまやたばこを吸うには、
  肩身がせまい。

  「他人への"危害行為"」-受動喫煙と断ずるにおいては、止める?
  減煙する?
 ・たばこの吸いだめはできないし、どうすればいいのだろう?

 ・喫煙家にすれば、悩ましいところ何歳までも生きたい? 
  "わかっちゃいるけどやめられない"

  「普段の生活の中に隠れている」?
  この稿ではあえて結論は控えます。
 
 ▲生命維持-たばこと北の漁師の戦い
・身体からの注意喚起の信号 
  やはりなにがしかの喚起の信号はあります。 
  ここ十年にもなりますか20本近くなると、
  たばこの味が変わり喉がイガラッポクなって、
  その味がまずくなる。
  そろそろストップの頃合いだ。これでその日はたばこ止め。
 
 ・外出(上陸)のとき
  たばこを携帯しない、持たない、買わない。  
  帰宅(帰船)してからのたばこの旨さ、これ醍醐味。 
  小輩のこの戦術は比較的容易に励行できる。

 ○番屋(分團屯所など)の寄り合いや会合などで、
  たばこを吸わないことにする。 
 ・酒席でたばこを併飲しない。 
  当初なかなか難しいと思ったが、いつの間にか習慣化。 
  その気になれば出来るということか?  
  ここらあたりまで節制すると、あとはたばこを止めるだけだ。
 
 ◎今のところ11本/日以上 
  最後の1本がセーブできない。 
  この本数なので止める必要もないと思っている。 
  "わかっちゃいるけどやめられない"  
 ・その外 
  一時間に1本とか、朝飯前1本コーヒーと歩きながらはやらない。
  "ながらたばこは"やらないという覚悟-非常に達成が困難。
  先達となって人を使うとき-休ませる勘どころ-
重要な要素なり。

PCの操作、
  八時から始まって十一時までだいたい午前中4本、 
  午後から寝るまで7〜8本。 
  午後火事など何か用事があってPCをたたかないときは、 
  かなり減るので何となくうれしくなっちゃう-自己満足。 
  長生きできるぞ!と。

◎なお、自然農法のオーナーに聴いたのですが、 
 値段の高いたばこは添加物が入っているので、「身体に悪い」 
 ということで小輩は、エコーを愛用してます。 
 エコーまでなら吸えるけどその下のバットは味が違うので×。 

 ※結論 
  研究論文に反して、
  「生命維持している人、延命している人」の 
  研究論文も読みたいものですね。ないもんでしょうか? 

まぐろぐ 
H24 ‎2012-‎07-18 1530