はだしランニング-ダメージコントロール-まぐろぐ
はだしランニング-ダメージコントロール
☆ 過熱するマラソンブームの陰で、
後を絶たない市民ランナー達の故障。
無理なランニングは禁物だ。
☆ 北の漁師の一言
・「チリ地震津浪の思い出」-津浪災害のはだしの勤労動員
・「はだしの生活」の思い出
▼ 無駄な動きをそぎ落とし、人間本来が持つ効率的な走り方の
走り方の回復を目指す。
▼ 「はだしランニング」が注目されつつある。
▼ 「つま先から足を下ろし、はだしで地面の感覚をつかんで」
▼ 「はだしランニング」では前足部で、前傾姿勢の走り方に特徴。
着地のたびにブレーキがかかるような「かかと着地」にくらべ、
推進力に優れている。
▼ 膝を柔らかく使い、身体全体のバネで衝撃を吸収するので、
怪我もしにくい。
相撲の四股→つま先から足を下ろす
インナーマッスル ?
▼ 怪我防ぐ本来の走り。
▼ はだしランニングの普及を目指す。
日本ベアフット・ランニング協会
▼ 靴で忘れた感覚回復。
・『はだし走法』- 裸足は足に優しいランニング法
- ハーバード大研究結果
かつて、東京五輪マラソンで優勝したエチオピアのアベベ選手。
忘れられた人間の野生、
・人は足から老いる、『備えあれば憂いなし』とか。
なにも災害にと理屈をつけなくても、
"サプリ頼むな己を頼め" - 温故知新。
▼ 北の漁師から一言-往事のはだしの思い出
○チリ地震津波の思い出-津浪災害の勤労動員
・遙か昔のことなれど、
忘れもしないチリからの津浪-外国製の津浪-あのときは
寝耳に水とはこのことか。
夢想だにもしなかった。
・「津浪だあー」と起こされた。
昭和三十五年五月二十四日朝五時-第一波がきてから、
はね起きた。
・早速、須賀(浜)に駆けつける。
日本の津浪なら、とっくにかばねを水漬く大津浪。
・時あたかも水校(水産高校)の中間試験。
夜中過ぎまでテストの勉強。寝ぼけまなこをこすりながら、
あたふた駆けつける。
・状況は手をこまねいてただ傍観するのみ。
チリからの大津浪で寝込みを襲われ、
あろうことか屋根に人が乗って湾の奥から流れ来る。
※ 戦訓 湾のサイドは被害軽微-岸壁から浪があふれて、
冠水ていど-川そのものがいなす-水流を逃がす。
ソフトランディング。
"須賀(砂浜)が水を吸う"-当時はコンクリートで囲った
築港なるものはまるで無かった。
それが浪まかせ、行ったり来たり渦巻くそのままに。
・切歯扼腕とはこのことか。
ただただなすすべなくながめるばかり。
・時はいたずらに過ぎ朝飯をかっ込んで登校、
テスト中止、罹災住民の支援のため勤労動員をかけらる。
●「はだしで出動」
・トレパンに着替え直ちに出動。
このとき"はだし" - 軍手などの道具はまるで無し。
・途中道路の決壊で足止めされるもおよそ徒歩一時間で現地
集落に達す。
この間湾奥の左手浦を見ると、我が校の9mカッター(端艇)が、
波間に漂い沖へ行ったり来たり。
・これの回収に、三年漁業科を出動させる予定があったと、
つい最近聞いた。
・着いてみると、何もない流されて。
更地また更地-当時は防潮堤なんてものは造られてなかった。
・波高5m超のサイクルの長い津浪と記憶している。
これが緩やかな早さで水位を増し、家々を押し流したものと。
・そしてまだ夢枕の眠りをおそった。
チリ地震津波災害
・救援動員間
不思議に足を切って負傷するなど皆無。
それくらいきれいさっぱりと何もないところで作業。
昼飯はうるかさない米をいそいで炊いた大きなにぎりめし。
そのかたいことといったらなかった。
これ思い出の二つ。
●「はだしの生活」の思い出
水校三年の間漕艇部の生活の思い出を紹介。
・もとより"水産魂"を養うことですから、
「訓練は実戦のごとく、実戦は訓練のごとく」の下、
不撓不屈の精神と死なばもろとも運命共同体。
艇に乗れば、あるいは校内生活間たいがい"はだし"。
冬も無理して、意地を張って、素足、はだしの"やせ我慢"。
こうした中、須賀・なぎさでランニング。
不運にも足を切ったり、漂流物に脚をとられて捻挫して、
泣く泣く訓練あきらめて、一人寂しく"帰ろう部"。
まぐろぐ
H24 2012-07-17 1540