漢方『証』・代替医療-未病への挑戦-まぐろぐ
漢方『証』・代替医療-未病への挑戦
早く治るか ちゃんと治すか・・・それが西洋医学との違い
現代医学と比べると『異病同治』という特徴がある
漢方は高血圧になったプロセスを重視する。
"『証』をとる"という。
『異病同治』とは病名でなく、
病状によって処方がきまる。
本稿では主として証について述べます。
○2002年から医学部のカリキュラムで漢方が導入さる
- 医療費の高騰、生活習慣病に対する現代医学の限界から、
欧米で漢方が注目されるようになって久しい。
アメリカ漢方最新事情-「漢方.コム」
○気水血のエネルギー-"漢方医学"
- 『気』とは、
人間の活動を機能的に支える根源的エネルギーをいう。
気の不足は、だるさや抑鬱につながり、
気の巡りが逆流すると動悸やのぼせを起こす。
- 『血と水』も栄養などを体内に廻して物質的に支える。
不足したり停滞すると身体に症状として現れる。
○漢方へのニーズの高まり
- 背景には「未病」への効果がある。
- 現代医学には、
食欲不振、活力や体力の低下、
原因不明の症状を受け入れる『科』がないのです。
○経験がありませんか?
- 『日本未病システム学会』は、
一 自覚症状はないが、検査値に異常が認められ、
放っておくと病気になる。
二 自覚症状はあるが、検査値に異常が認められない。
- 現代医学ではまず検査をして病名が点かないと、
治療に入らない。
病名がハッキリしない症状は、
病気ではない。
「風邪をひきやすい」という症状は診断対象ではなく、
風邪をひいてから診てもらうのが現代医学。
○漢方と現代医学は"方法論"が違う
- 冷え症・虚弱体質も病名ではない。
"私は歳をとりました"など。
現代医学には「老年科」はあるが、
風邪、高血圧などに対処する科なのです。
- "漢方にはアンチエイジング"そのものがある。
病名は分らないけれども、
今出ている症状に対して治療を行う。
○証-未病のための→"セレクション・スタディ"-オーダーメイド医療
- 未来のための治療、またパワーアップに向けた体質改善。
証と呼ばれる状態を把握して、
細かな症状に合せて"生薬"をさじ加減で組み合わせる。
○じゃぁ病気になる前の体調などどうやって診るのか
- 証については、、
その人の体質や状態を東洋医学的に捉えたもので、
"証を見極めることが漢方での絶対的な条件"
また同じ人のそれでも、
時間が経てば変わる。
○証をとる手段とは
- どのようなサインが現れているか。
・愁訴(不定)を大事にする。
望診:その人の雰囲気から状態をつかむ。
・次に、脈診、舌診、腹診とつづき、
細部から全体をみてどんなサインが出ているかを診る。
・ただこれらは文字では説明できない。
マニュアル化されたフォーマットはなくて、
混沌として複雑なものである。
- "直感を使わなければならない"
"気で診る、指で感じる、先を読む、そして過去を読む"
非常に感覚的な治療である。
漢方医は修行が必要で、『経験医学』でもある。
引用 漢方入門講座 - 「漢方.コム」
○風邪を治す薬は存在しない
- 漢方では、
熱発・熱を上げる
せっかく上がった熱は下げない。
熱を上げて自分でウイルスを殺すという考え方をする。
そもそも熱は、ウイルスを殺すために上がっている。
下げないで治療するのが自然である。
この方が治りやすい。
- 鼻水にはばい菌を溶かす"リゾチーム"が含まれている。
注解 主に細菌細胞壁に含まれる、
糖タンパク質の一種を加水分解する酵素
鼻水が出るという現象には意味があることなのです。
- 風邪を治すのは自分の"免疫"なのです。
風邪そのものを治す薬は存在しません。
- 現代医学の「対症療法」
解熱剤や咳止め、鼻水、喉の痛み止めは対症療法である。
風邪そのものを治しているわけではない。
○患者の思い
- 対症療法に疑問を持つ人達が増えている。
時間も費用もかかるけど薬草の方が身体にいいのでは。
そういう患者の思いから、
医師の七割が漢方薬を処方するようになってきた。
※時代は変わりつつある
価値観の変貌と社会の背景が変わり経済状況も変 わった。
結論は「東洋医学の物差し」がもてはやされる?
時代がこれまで否定してきた、
"気"を直感的に再び求めている?
まぐろぐ
H25 2013-12-09 1550
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