しいたけパワー・βグルカン-ダメージコントロール-まぐろぐ
しいたけパワー・βグルカン-ダメージコントロール
本ブログでは、
しいたけパワーと題して「βグルカン」の効力、
その免疫抑制と、
「マクロファージの活性化」を説きます。
次いで北の漁師の流儀を、
主として「しいたけ」の船内食事にまつわるはなしと、
魚は獲れるし金は回る昭和の昔の時代のはなし。
☆ βグルカンの効力-しいたけパワー
・しいたけは人体の免疫活動を活性化させ、
ガンの予防作用や増殖抑制作用が
期待されている食品です。
βグルカンは薬物ではないため、
どんな人でもサプリメントとして摂取し
免疫力アップに役立てることができる。
※サプリ頼むな己を頼め-北の漁師
☆ βグルカンの免疫抑制
・体内にはβグルカンを分解する酵素はない。
・それゆえに非常にゆっくりと分解され、
その間βグルカンの効果が維持されると考えられる。
・免疫系の細胞は防御反応を担っているが、
これらの細胞は
外部からの異物を分解する肝臓や脾臓に存在する。
・推測によると、
βグルカンは免疫反応を向上させるために
肝臓や脾臓で効果をあらわしているといえる。
・すなわち、
βグルカンによって免疫力が強化されるわけです。
免疫力が上がるため、
βグルカンは抗ガン作用も期待されている。
◎しいたけの抗ガン作用
ここ数年、シイタケの抗ガン作用が注目されている。
シイタケの菌糸には
強力な抗ウイルス性の物質(インターフェロン)を
つくる働きがあることが解明され、
その後、
この物質の正体の1つがレンチナンという
β−グルカン系の多糖類であることが判明し、
現在、
このレンチナンを使った抗ガン・抗ウイルス製剤が
ガンの治療に用いられている。
そのほか、しいたけなどに含まれている
種々の多糖類が相乗的に働き、
免疫機能の調整と促進に作用
することも証明されている。
☆ マクロファージの活性化-高免疫パワー
・マクロファージとは白血球の一種である。
・マクロファージは最初に対応する免疫機能である。
・β-グルカンは多糖体の一つで、
アガリクスを始めとしたキノコ類や
パン酵母に多く含まれている物質。
・免疫の司令塔であるマクロファージを活性化することで
免疫系全体の機能を高めてくれる。
・体内に侵入した異物を取り込み、
処理することがマクロファージの主な役割ですが、
その後に異物に対応する
ヘルパーT細胞を活性化させ、
免疫力を向上させる。
・βグルカンは、このマクロファージを活性化させる。
・マクロファージは入ってきた異物を補食し、
バラバラにしてその特徴をヘルパーT細胞に伝達し、
そこから他の免疫系を活性化させる。
・免疫情報を伝達する働きや異物を取り込む力は、
マクロファージが活性化するほどに盛んになる。
そして、
ナチュラルキラー細胞の
ガンへの攻撃力を高めるのです。
引用 βグルカン、乳酸菌、ビフィズス菌-
免疫力を高める<<
☆ しいたけパワー(原木しいたけを含む)
○しいたけの栄養分(食材100g当たり)生/ゆで
カリウム 250mg
食物繊維総量 4.7g
ビタミンD 2.4mcg
葉酸 24mcg乾燥/ゆで
カリウム 220mg
食物繊維総量 7.5g
ビタミンD 1.9mcg
葉酸 44mcg※原木しいたけと菌床しいたけの栄養価の違い
スーパーの店員は「違いはない」という。乾しいたけ・生しいたけ-栄養成分
○生のものより干ししいたけの方が栄養価が高く、
歯ざわりもよく味も美味しいと言われている。○天日に当ててしいたけパワーを増大
しいたけ特有の栄養成分は、
ビタミンB12とビタミンD2です。B12は血液をつくり出すうえで欠かせないビタミンで、
ビタミンD2は、
小腸でのカルシウム吸収率を通常の20倍にも高める。※食べる前に日光に当てておけば、
ビタミンD2の量がふえるので、
生しいたけよりも
干ししいたけのほうが栄養的にすぐれている。○しいたけの主な機能成分
エルゴステリン
光に当たるとビタミンDに変化、
カルシウムの吸収促進。
エリタデニン
血圧低下作用、コレステロール値低下作用レンチナン
免疫力強化、抗ウイルス作用、抗ガン作用
○干ししいたけの上手な戻し方
乾しいたけのエリゴステロールは、
紫外線によってビタミンDに変化するので、
調理前に太陽に1〜2時間あてることによって
ビタミンDの量を増加させましょう。それから、乾しいたけを水でサッと洗い、
ゴミやホコリを落とします。
その後、
低温(冷蔵庫がベスト)で5〜10時間水につけておく。
この方法で戻すと、
味と香りが最も良い状態で戻すことができる。
もう少し早く戻したいときは、少し水戻しをし、
好みの大きさに切ってから再度水戻しをする。○干し椎茸
・乾燥することで保存性が高まるだけでなく、
栄養成分が濃縮されるため、栄養価も高くなる。○干し椎茸の効力
・乾燥させることで、
香りや旨味が生まれるだけでなく、
栄養素が凝縮されて、
私たちの体によりよい効果をもたらしてくれる。
引用
干し椎茸
☆ シイタケの旨さ・その他
・きのこの味は歯触りにも大きく左右される。
原木栽培のシイタケは、
菌床栽培のシイタケよりも歯触りが良くおいしい。・原材料不足
原木栽培しいたけの生産は、菌床栽培に比べ、
自然に近い方法によって行っていることから収量、
品質などが天候に左右されやすいなど欠点があり、
急激に生産者が減っている。・農薬やホルモン剤を使わず、
コナラ、ミズナラ、クヌギなどの原木を使う。
原木から生える椎茸は形はさまざ、
たいへんおいしく、
心臓病や脳卒中を防ぐ成分エリタデニンの活性も、
菌床栽培と比べて数倍も豊富です。・素材を生かしたレシピ⇒原木しいたけ
他の食材と調和したレシピ⇒菌床しいたけ・生しいたけ,乾しいたけともに,
販売する場合には「原木」「菌床」の
表示が義務づけられている。しいたけ名人の郷 同大臣賞受賞 「名人位」が二名もいる
☆ 北の漁師の流儀
・かつて北の商売が、
対露外交とのかねあいで"減船問題"が発生、
退任した船頭連中が「しいたけ栽培」を始めた。・話によると、
船頭は銭を持っている-歩合制の二人歩。
その他に一漁期に大漁に当たれば-特別手当。
まして代々船頭をやった家であれば、
山は持っている、名望はある、身内親戚は多数。しいたけ栽培に成功疑いなし。
大漁船頭には銭がついてまわる。銭に不自由なし人は付く、
陸上がりの若い衆えびす顔。
とんとん拍子とはこのことか。魚が獲れて獲れて景気のいい昭和のはなし。
○干し椎茸入りハンバーグ
沖出し航海の途次、
操業が始まってまもなく、
挽肉、ニシンのたたき。
これらに入れて作る。乾しいたけを凍結倉に入れて出漁。
未病への挑戦-水没せる未帰還まぐろぐ
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H24 2012-07-02 1700