地震雷火事親父-防火防水防災-まぐろぐ

地震雷火事親父-防火防水防災

本ブログでは、
3.11東北地方太平洋沖地震から1年有余すぎ、
あらためて振り返り書きとどめた戦訓を補足改訂、
戦闘状況からの状況設定を明確にして、
「生き残り」の戦訓として広く世に問うものです。

☆ 目次

1.市井の民人(大津浪に備える我らが英知-前兆現象)と、
 学者諸公(地震学など)との乖離。
 主に消防團班長の戦闘正面の"避難広報と誘導、
 状況偵察、水扉門の閉鎖および、
 最期の5分に懸ける火消の心意気"について。

2.求めても得られない貴重な生き残りの戦訓。
 主として"火焔地獄からの生命維持と生還"を説く。

3.戦闘間の、消防団-非常勤の特別職地方公務員
 (一旦緩急の下義勇公に奉ず) にとどまらず、
 一民間人などの平素の覚悟を述べます。

上記1.2.3.について、
逐次、船方の消防団班長として戦訓の筆を入れます。

4. 北の漁師の流儀
 
  地震津波の前兆なるもの。
  終わりに、
  分團班長でもある「北の漁師の戦訓のまとめ」を
  説いて筆を擱きます。
  
  三部作ぐらいになる予定です。


1.日本国民たる市井の我らと学者先生方との
 へだたり-現実の問題として存在する 〜した事実





 
 
 
 
森谷武男博士:北大教授・地震火山センター
  地震エコー-圧力により地震研究を封鎖さる。



    

 
木村政昭:琉球大学名誉教授:独自の地震予知  
  地震の目・噴火の目

地震の目噴火の目の手法予測

  ◎"東海地震よりも富士山噴火が先" 

※果たせるかな 
  『地震学あって国難に備えるなし』と。 
  
 - 木村教授は世界的には有名な方ですが、
  地元日本では余り目立たない存在です。

  しかしその実績は誰よりも輝かしいもので、
  日本でも地震・噴火予知では、
  リーディングプロフェッサーなり。

  しかし日本の悪弊の
  学閥などの関係で指導者になれないのです。
  勿体無いことです。

  幾ら地震予知に予算をつぎ込んでも
  未だ予知も出来ないていたらく。


 ○観測網の不備と我ら国民の低い危機感
 - 観測網の不備もさることながら、
  「想定外だった」という現実がある。

  すなわち、
  社会科学の問題で自然科学(地震学)以前の、
  人文科学というべきか。
  さらに加えて"行動科学"なりや?

 - 想定がなされていなかった
  人間学という学問があるかどうか、
  当然人間の社会性がかかわってくるはず、
  象牙の塔にこもらず"歴史学"の再勉強を、と。
  とかく学者はこうなのだ→世間知らず。

 - 学者といえども官吏に外ならず
  我ら大衆が気づかないシステムがあるようだ。
  予知連会長は職務として"予算獲得"がメインであり、
  まして、
  東大は序列一番の大学なれば銭が物いう浮き世のこと、
  推して知るべし。

 - "若い研究者が自由に発言できない"→世の中こんなものの
  逆らえば地震学会で生きていけない→異説。

  ※日野亮太(47):海底地震
      : 東北大地震・噴火予知研究観測センター 
       准教授
   コミュニケーションを積み重ねてギャップを埋めないと、
   せっかくの成果が世に出ないことにもなる。

   ◎社会と研究者が一緒に成長していくことが大事だ。 

  ※後藤和久(35):地質学・堆積学
: 千葉工業大惑星探査研究センター
       上席研究員 
   研究者の育成に加え、
   土木や自治体の関係者に
   津波堆積物の知識を持ってもらうことが重要だ。

   例えば自治体が海岸で考古学の発掘を行ったとき、
   何か不思議な砂の層があることに気付くと、
   われわれが現場に行くきっかけになる。

   また、津波を引き起こした地震は、
   規模を示すマグニチュードまで算出しないと
   "国の防災計画に反映されにくかった"→予算化。 

  ※大木聖子(33):地震学・災害情報論
      :東大地震研究所助教 
   災害情報を研究している立場から言うと、
   『地震予知はできない』という
   地震学の等身大を正しく伝えていない。 

   "確率"で出している限り予知にはならない。
   それなのに世間は決定論的に受け止めいる。
   
   「お茶の間レベルで啓発するなら、
   発生確率よりも『家のこの部分を補強して』
   『この家具は固定を』などと言う方が効果的だ。 

   例えば東京都文京区では
   地盤の状態が詳しく分かっており、
   震度6強だと木造や鉄筋コンクリート
   建物が築何年でどのくらい被害を受けるか分かる。

   他の自治体でもかなり分かっており、
   大地震が起きたときの家の状態を予測して
   耐震診断や補強につなげられるのに、
   そこまでいっていない。
 
   建物がどう揺れるかは建築や土木の世界で、
   われわれはそれを下支えしている。

   その意味で地震学の成果は国民に直接というよりも、
   建築や土木の世界を通じて役立てられるものだと思う。

   ◎ある地域の"地震発生確率"
   国が限られた予算を配分するときなどに有効だが、
   一方で一人一人の防災意識を弱めたり、
   地震予知ができるとの誤解を与えかねない。

 - 銭がらみの:不毛な地震予知に血税をドブに捨てるノダ
  :閲覧した参考サイト


※発生した地震の規模を的確に把握できず、
  海外のデータに依存したのみならず、
  気象庁は3/11の前々日に発生したM7.3の大規模地震さえ
  “予兆”とはせずやり過ごした。

  この理由については、
  「前兆を観測し、
  地震発生前に情報を発表する態勢を取っているのは、
  駿河湾周辺から静岡県内陸域を震源地とする
  東海地震だけなのです」(同)と説明する。

  東海地震以外での前兆観測は、
  "空白地帯"だったというのである。

  悪しからず・状況説明・平にご容赦願いたい。
  前提としてこのように筆を進めざるを得ません。

 - 地震予知連・理事改選決定-紛糾
  紛糾とは穏やかではないが、
  春先の未だ寒いじぶん、
  Yahoo!ニュースでタイトルだけ見て内容は不見。

  つまびらかではないが、
  「案の定、お定まりが始まった」このように感得。

  
 - ゆえにも、ヒューマンリレーションが大切
  学問の実績の優秀さがポイントではなくて、
  予知連の場合トップの人間関係術の優劣が
  問われるし、力量にかかわるものといえましょう。  

  端的にいわせて貰えば、     
  "ガバナビリティー"の徹底、
  「納得させ得る説得力と歴史学地震考古学など、
  我ら国民が実見する現象との結びつき」
  
  これらのことどもを研究なされ積み上げて、
  大蔵省から銭を引き出すこと。
  
  今や"田中角栄"(予知連の予算は角栄さんが
  築いた?)のような政治家は払底しあり。

  日本はどこで間違えたかいまだ下り坂の秋、
  いつまで続くことか。

  小輩はこのように断ずるところです。
  

4. 北の漁師の流儀・『地震学あって国難に備えるなし』

  3.11対津戦闘要務 
 

  我ら国民は"九死に一生"でもよいから死線を越える
  ただただこれだけですわ。
  わけても消防團においておや。

  一たす一は二でなく、三にも四にもしなくては。
  このことをかみしめて貰いたい。
  どうでしょう、皆さん?
 
 ◎最期の5分に懸ける火消の心意気-いざ鎌倉
 - 津浪銀座の三陸前沖、
  おなご親の腹の中いわずと知れた浜育ち、
  「とうとう来やがったか」ねじり鉢巻赤袢纏、
  しっかりやろうぜここ一番の火消の本領

 - 30分が生死を別ける
  場所・三陸はるか沖合の日本海溝・いつものパターン
  距離は決まる・津浪来襲の時間・いつものパターン
  ・あの3・11でも、
   「歩いて十分間に合うリアスの浦と山川」 
   事実走らないで高みへ退避助かった、後は高見の見物。

   平素の「避難訓練」-安全保障・ソフト関連
   -太平の世に狎れず治にいて乱を忘れない。 
   かたり継ぐ
    

☆ 3・11の戦訓二例

 ○ 憐れを誘う大川小学校(石巻市)の生徒たち
  ・公聴会を見ていると、
   避難訓練は実施が行われていなかった。

   3・11当日の避難行動について
   - 校庭に集合させた生徒を裏山に登らせる旨の意見具申
   これに対して教頭先生は、
   「山の木が倒れるかも知れないから危ない」と。

   全く寒心に堪えない。

   我らリアスの浜っ子はそうは発想しない-戦訓なし。
   「大を生かして小に目をつぶる」ことがあっても。 

   ○釜石東中(鵜住居地区)の生徒総員整然粛々と退避 
    - 平素の鍛錬のたまものよろしく総員生還
    一糸乱れず学校当局の指導の下、
    生徒たちの行動特性もまた見上げたものだった。

   小輩は大いに顕彰あってしかるべきものと考えます。  
    
   ・報道によれば大川小学校の位置は、
    北上川の支流もしくは本流の至近だった。
    しかも川面よりも低かった。

☆ 戦訓のまとめ

   - 『避難訓練参加することに意義がある』 
    まもなく開催のオリンピックじゃないが。

    ひたいに汗して、身体で覚えて息をもきらして。
    己のものにする-これ第一に。

   - 第二に、
    経験もさることながら、歴史に学ぶ戦訓に。
    生命維持と覚えたり。

    忘れられた江戸時代の戦訓




 
振袖火事・明暦の大火・江戸三大大火


新たに筆をおこして続けます。

まぐろぐ 
H24 2012-07-14 1430