漢方薬パワー-未病への挑戦-まぐろぐ  

漢方薬パワー-未病への挑戦

日本の医師の大部分が、
漢方薬を処方する時代になった。
しかし、どういうときに漢方薬がいいのか、
よく分からないのが実情だ。

大野修嗣(----しゅうじ) 氏 大野クリニック院長
 埼玉・国際東洋医学会理事。
 日本における臨床漢方医の第一人者。
 としての全国での講演及び出版、
 インターネット等を通して
 漢方医学の普及に努めている。
 現在、国際東洋医学会理事。

本講では、
大野修嗣氏の講演論文をとりあげ、
漢方をどのように利用するか紹介する。

次いで、"実録"の北の漁師の流儀として、
漢方パワーの実録もの、
「アレルギー克服の治ったブログ」を紹介。

☆ 西洋医学より早く改善
 大野クリニック

 ○検査で「異常なし」でも治療してもらえる?
 - 漢方はゆっくり穏やかに効くイメージだが



  日常、身近でよく遭遇する病気、
  「風邪、腹痛、下痢、急性胃腸炎など」では、


  
  "むしろ漢方の方が
  早く効いて役立つことを実感している"。

 - これは漢方の臨床家が、
  昔から
  長い時間を掛けて積み上げてきたものだからと思う。
  実際に風邪では西洋薬より、
  症状が早く改善したという研究成果もある。
 
- 自分では不具合を感じ症状があっても、
  検査で異常なしと言われることがある。

  そういった西洋医学ではとらえられない
  多くの症状に漢方の適応がある。


例えば、
  「冷え症、発汗異常、ほてり、動悸、
  原因不明の疼痛や、冷えによる頻尿など」

 ○体質の改善は
- 「虚弱体質など、体質的に問題がある場合」
  体力増強に効果的な漢方薬がある。
  
  気力・体力が未熟、ないし低下してしまったとき、
  西洋医学は一時的に症状を押さえ込むだけ。

  漢方薬は次第に気力・体力を補っていく方法をとる。

 ○病気を未然に防ぐ?
- 「高血圧や糖尿病で、
  まだ西洋薬が適用できない段階や、
  不安障害があり、向精神薬の使用には至らない段階の
  "未病"にも適応する漢方薬がある」

  日常生活の緊張から高血圧傾向に偏ったときや、
  恒例となり動脈硬化の進行で高血圧傾向になったときなど、   
  漢方薬治療から初めてよい場合がある。

 - ただ、漢方治療に向いているかどうか、
  患者が自分で判断するのはなかなか難しい。

  漢方に適応しないという人もたくさんいる。

 ○難病なども
 - 「西洋医学の治療では十分に対応できない病気にも、
  対処できる場合がある。
  膠原病や全身性エリテマトーデス、線維筋痛症など」

  全体で言えば四割近くまで漢方が効く人がいる。

 - 西洋医学では副反応の強い薬を使わざるを得ない場合
  漢方薬はその軽減のために、
  役立つことも多々ある。



☆ かぜをひいた後 咳が止まらない
 - たかが咳と思っても、
  咳のために眠りが妨げられたり、
  咳止めのための西洋薬の服用で、
  仕事中に眠くなったりして困るなど、
  咳が長引くことによる"QOL(生活の質)"の
  低下は避けられない。

 ○漢方薬は咳止めの場合すぐに効いてくる
 ・西洋薬が眠くなるのは、
  「中枢神経をターゲット」にしているため。
  
 ・漢方薬は、
  気管支を広げたり、
  「気道の乾燥を改善」したりする。

 ・咳は、
  身体の反射作用によった起こる。
  激しく咳き込むような症状は、
  実は体力があって元気だからこそのもの。
  高齢者で激しい咳をする人は、
  ほとんどいない

 ○細菌やウイルスが原因で咳が出る
 ・抗菌薬や抗ウイルス薬の治療も必要。
 ・これらの薬と漢方薬の併用も可能だ。

☆ 実録-北の漁師の流儀-引用
 実録のブログを紹介
アレルギー克服の治ったブログ-『漢方の力』

 ◎答えは一週間もしないで出た。  
 ・『野菜クリーム健康法』
・『納豆の奇跡』

 - アレルギー克服のための、
  幾多のトライ&エラー、
  数星霜にわたる旺盛なる敢闘精神と、
  それがための研究心に感銘しました。

実録・経験談を紹介することは、
  この老漁師のモットーとするところであります。
  ここに許しを得て引用しました。


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H25 2012-11-13 0650