『サーチュイン遺伝子』・不老長寿薬-未病への挑戦-まぐろぐ
『サーチュイン遺伝子』・不老長寿薬-未病への挑戦
サーチュイン遺伝子は、
長寿遺伝子または長生き遺伝子、
抗老化遺伝子とも呼ばれ、
その活性化により生物の寿命が延びるとされる。
サーチュイン遺伝子は、
人間だけでなく地球上のほとんどの生物が持っている。
本ブログでは、
この遺伝子の、
活性化のための方法論の概略と、
『活性酸素』撃退させる性質について説きます。
さらに、
老化を遅らせ寿命を延ばす以外にも、
さまざまな効果があるといわれており、
近年その検証が進められてきた。
これの現況の概略を述べます。
加えて、
『サーチュインと長寿の間に因果関係があるというのは、
幻想だ』-明白な証拠にも言及します。
次いで北の漁師の流儀として、
日々の生活の間の模様と、
かつての漁撈の操業間をひもといていきます。
☆ サーチュイン遺伝子の活性化
○サーチュイン遺伝子の活性化
-キャッシュ
※検索は当該文字を入れて下さい。
コンテンツ
・寿命とサーチュイン遺伝子
・"レスベラトロール"の解説
・サプリメントの選び方
・アンチエイジングの解説
予防医学→予知医学-未病への挑戦
○機能させる-食事のカロリー制限
- 現時点ではまだ「人間の寿命」に対する効果が、
学術的に証明されているわけではないが、
実はマウスのように遺伝子組み換えをしなくても、
「サーチュイン遺伝子のスイッチを入れる方法」が
すでにわかっている。
それは“腹ペコ”で我慢することである。
「飢餓状態になると、
サーチュインが活性化されることが判明している。
サーチュインが指令を出して、
"ミトコンドリアや
タンパクの凝縮したものなど"、
細胞内にある老廃物を排除する
"オートファジー"という機構が働き、
細胞が若々しくなるのです」
(金沢医科大学・古家大祐教授)
※ミトコンドリア極め術-生きてゆくためのエネルギーを
- 一説によると、
食事制限7週間後に
ようやくサーチュイン遺伝子にスイッチが入るという。
カロリーの摂取量は身長体重により左右されるが、
聖路加国際病院で理事長を務める日野原 重明氏(100歳)は、
栄養のバランスを考慮した上で、
『一日の消費カロリーを1300キロカロリー程度に抑え、
1日で使い切れるだけのカロリーしか消費しないこと、
さらにカロリーを取りすぎたときには
3日で調整することを実践しているようだ』
引用 「老化を遅らせ長寿になる秘訣は空腹状態を保つ」
☆ サーチュイン遺伝子の現況
- 飽食の現代人のサーチュイン遺伝子は殆ど休眠中で、
その結果、老化が進行する。
しかし、飢餓状態になると目覚め、
細胞中のミトコンドリアを活性化させて
エネルギー効率を高める。
更に、活性酸素の害を防ぎ、
免疫力低下、動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、
脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、
美肌と持久力と抗がん作用を高める。
○放射線被曝への抵抗力
100歳以上の元気な老人の調査では、
いずれも若い頃から
小食でサーチュイン遺伝子の働きが活発だった。
これは人類渇望の夢の遺伝子である。
更に注目すべきは『遺伝子損傷の修復能力』で、
今、
福島で問題になっている放射線被曝への抵抗力も期待できる。
○薬物でサーチュイン遺伝子を活性化させる方法
薬品名は『レスベラトロール』で、
1939年に北大の高岡道夫氏が
有毒なバイケイソウから発見した。
動物実験では、
長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、
放射線障害抑止などの効果が確認されている。
殊に、
放射性物質に汚染された日本では
放射線障害抑止作用は注目されそうだ。
○身近な食品ではブドウや葡萄酒に少量含まれている
- 含有サプリメントが輸入販売されているが、
レスベラトロールは不安定でサプリメントによって、
効力に大きな差があるので注意が必要だ。
○サーチュイン遺伝子の活性化する薬品が、
合成されて臨床実験に入っている
- その一つが"SRT3025で、
レスベラトロールの1000倍の活性化力が確認"
されている。
- 実現すれば、
糖尿病等を始め、
老化により引き起こされる殆どの病気が治る可能性がある。
☆ 「寿命延長遺伝子」サーチュインに効果なしか-ネイチャー誌
- ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ健康加齢研究所
食事を制限すると、
寿命が延びるという現象(これ自体は疑いがない)に
サーチュインが関与しているという主張も否定した。
- 論理的、科学的間違いが、
学者にもあるもんですな(北の漁師)。
☆ 北の漁師の流儀-船内生活腹八分・食うと眠くなる
○操業間の船内生活
・デッキで魚と格闘するとき、
身体の動きが鈍くなる-どやされる。
≪お前ーえらでは ダメだ 辞めてけ≫
これをくらったら一巻の終わり。
・一日四食の揚縄・投縄
漁師の慣いで、
≪腹六分腹七分 そら来たFish遅れをとるな≫
箸をせわしくはこぶなか、
≪箸もそぞろに 胴の間のぞき今日は来ないか恵比寿様≫
○鬼の居ぬ間の洗濯
≪腹減っては戦ができぬ ええーいままよと「煙突ホルモン」≫
≪分け合って食う「煙突ホルモン」 鬼の居ぬ間に洗濯だ≫
機関長が当直下番で寝てる間に、
小腹が減って腹満たす楽しみは無上の味わいだ。
過給器が約50,000rpm/mにもおよぶので、
異物が中に落ちて、
やかましくもブレード破損のおそれで怒る。
・このような食生活の間、
身体はFull回転いつでも来てくれ恵比寿様。
自らを厳しくいさめる慣い性。
こうして首尾よく満船乗っ込み、と。
☆ 眠りは足りない腹一杯食えない
- 分からないことながら、
何かが身体の中で作用しているのではないか?
- 操業の戦闘間
あの過酷な「メカ縄、冬の三十度線のトンボ縄」
北の商売に変わってからは、
「赤いしょん便の出るナンバンエビの選別」
とっくにパワーをなくして仏様。
憐れ「死体を凍結二度とまみえぬ嬶あーのかんばせ」
脚注
・メカ縄-水めがねを掛けて胴ノ間を駆け回る。
・トンボ縄-胴ノ間で泳ぐビンチョウ深縄
三途の川越えたり戻ったり。
浪にさらわれ返しの浪で生き延びる。
・ナンバンエビ漁の地獄なれ
-寝る間は二時間半の連日連夜の長さかな。
☆ 総括-北の漁師の現況-リタイヤ後の生活
- どうやら畳の上で死ねそうだ、
こうして振り返りいささかもの申す。
・腹六分七分はいうに及ばず運動第一。
・ほどほどに食ってグルメる運動。
・『基礎代謝量とエネルギー量』
かねあいを考えて、
オーバーカロリーとならぬよう、
神ならぬ知らぬが仏、
≪癖のつけよう腹の虫 言うこと聞いて酒すすむ≫
酒は健康のバロメーター、
『サプリ頼むな己を頼め』
独断と偏見でした。
まぐろぐ
H24 2012-11-18 0530