地震短期予知→前兆現象を捉える-防火防水防災-まぐろぐ
地震短期予知→前兆現象を捉える-防火防水防災
「地震予知は不可能なのだから、
"予知研究そのものをやめるべたぎ"」
という主張はまちがっている。
地震予知は、
発生数ヶ月〜数分前に予知する
「短期予知」でないと意味がない。
「この先30年間に起きる"確率"が何%」
というのは長期予測であり、
地震予知とは異なる。
上田誠也東京大学名誉教授の論文を元に、
地震学や地震学会が今どういう状況にあるか、
これをレポートします。
次いで、北の漁師の流儀-消防團班長として、
火消しの本領を逐次記します。
☆ 地震予知が不可能という証明はない
○引用 上田誠也氏 83歳
専門は地球物理学で、
「プレートテクトニクス」研究の第一人者。
日本学士院会員。
○地震予知が不可能という証明はない。
地震予知の話になると、
賛否いずれの論者も感情的になりがちだ。
※一つのサイエンスとして
冷静に考える必要がある。
かてて加えて、
最前線での末端の大衆レベルから、
3.11においての戦訓をいわせてもらうと、
「地震学ありて国難に備えるなし」
「地球物理学にありては研究者に肯定論多し」と。
"地球物理学:地球化学・水文学・地球電磁学・
固体物理学・電波科学"
☆ 地震予知はできる!特に短期予知なら
○地震予知には前兆現象を捉える必要がある
前兆現象には、
「前震のほか、ラドンの放出や地下水位の変化、
電磁気異常、地殻変動など」
様々な報告例がある。
○伊豆諸島・神津島で地中の電気的性質を調べている
東海大学などでは、
「その異常と地震発生に関係があることを発見」し、
アメリカの有力科学誌に論文を発表した。
☆ 東日本大震災での知見
○震災後に報告されている
3.11前には、
「電波の伝わり方の異常や
大気中に存在する電子の密度異常が、
起きていた」ことが報告されている。
○「地震予知研究」は、
1970年代に世界的に有望視され、
その後もロシアやギリシァなどで続いている。
○日本では地震の観測が中心で短期予知の研究は進まなかった
我が国では国の「地震予知計画」が、
"65年に始まったが、
地震の観測が中心で、
短期予知の研究は進まなかった。
※95年の阪神大震災後-「前兆現象は複雑なので
短期予知は諦め、まずは"地震現象そのもの"を
解明すべきだ」ということになり、
ますます下火になった。
◎今後X年間に、
A地域にマグニチュードMの地震が起きる確率は、
何%といった"予報"であり、
都市計画とか、
地震保険料の設定などにとっての意義はあろうが、
あくまで「確率」であり、それ以上でも以下でもない。
「確率がマジック」?
うまくいえないが確立の問題が地震予知にならない?
●予知しない「予知計画」
地震予知は誰にもできないのだから研究もしない
●[http://quasimoto.exblog.jp/13353576/:title=短期予知は不可能-問答無用。あれは科学的評価で
我々は"政治的評価(行政的評価)"をする]
国際的な外部評価委員会の評価を受けたのだが、
時すでに遅く、
その前に短期予知は不可能という国の方針が決まり、
私たちの計画は止められてしまった。
●地震学会の無視いま二つ
無視され続けた地震予知
北海道大学 森谷武雄博士 凄すぎる地震予知-"地震エコー"
※既得権益の地震村によほど都合の悪いことがあったようです。
ほぼ100%の的中率とも言われた地震の予知を導入しない理由、
そして弾圧する理由に、私達国民は着目していく必要があり、
そしてその理由に焦点を当てていく必要があります。
◎3.11の戦訓-北の漁師の流儀-理屈よりも死線を越える
ただ生還すればそれでよい。
つまるところこの度の戦訓は、
「地震予知はできない」というところにある。
"予算の分捕り合い"その外に.....。
我ら一般大衆は、
"社会科学の問題だ" と。
3.11対津戦闘要務-大津浪-まぐろぐ
☆ 現在 短期予知研究に対する国の援助はほとんどない
○国内の研究者も20人ほど
大学や研究機関にポストがないため、
人材も育ちにくい。
釜石の奇跡-釜石東中・3.11戦訓二例-地震雷火事親父
- 第一避難所から第二避難所へのさらなる逃避行
状況が切迫するこの間、
よくぞ決断をしたもんだ。
顕彰もさることながら"天晴れ"なりと声をかけてやりたい。
第二の決断はよく常人のなし得るところにあらず。
健気にも釜石東中の生徒が小学生と共に手を携えて、
生を全うした。
「ただ平素の訓練」か。
まぐろぐ
H25 2013-05-12 0830